2011.9.7 熊野川の濁流
2011年9月の台風12号による大規模な災害に伴う熊野川の濁流が海へ流れ出る様子
2011年台風12号は高知県に上陸しゆっくりとした速度で瀬戸内海、日本海へと移動しました。台風接近に伴い四国東部と紀伊半島に大雨が降りましたが、台風による雨域がドーナッツ状になっていて、上陸から日本海への移動中、さらには日本海に抜けてからも紀伊半島に大雨が継続(8/31-9/4)し、平成に入って最大と言われる被害を和歌山県、三重県、奈良県にもたらしました。
ひまわりの気象衛星画像は個々の被災状況を知るほどの解像度はありませんが、9月7日の可視画像には川から流れ出た濁流と思われる明るい領域が、河口から海へ延びていることが見てとれます。
(2011年9月7日 10時 JST 可視画像 ... 日本付近可視画像を2倍に拡大)
保存書庫の画像へのリンク 2011年9月7日10時JST, 2011年7月14日9時JST (比較のため).
熊野川河口だけでなく、伊勢の宮川、静岡県の天竜川の河口付近も濁流で諧調が明るくなっていることが見て取れる。(リンクは Google マップで河口付近を表示)