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高知大学気象情報頁Wiki

このサイトは2012年1月に逝去された高知大学名誉教授の菊地時夫先生の作成された内容をもとに高知大学の有志で運用を続けているものです。

以下の内容は当時の記録ですので、参考程度にとどめてください。

 

質問回答

  • 気象情報頁に関すること
    何と読むんですか?
    「きしょうじょうほう ぺーじ」です。
    • 気象情報頁の歴史など
    • 気象情報頁の現在のシステムやスタッフについて
      システム構成を教えてください
      現在 UNIX PC 2台とUNIXサーバをフロントエンド、画像データ処理、保存書庫に分けて配置しています。 PC は Apple製 Mac mini、サーバは SPARC Enterprise M3000。 Mac mini のうち1台は、画像処理と保存書庫のバックアップを担当し、6TB の RAID ディスクを外付けしています。また、もう1台の Mac mini がフロントエンドのウェブサーバで保存書庫の一部はここにワーキングコピーを置いています。保存書庫の残りの部分は情報科学コース教育用システムのファイルサーバにお世話になっています。
      スタッフは何人でやっているのですか?
      1人でした。その1人が 2011年 3月に退職して、現在、情報科学コース教員1名、災害科学コース教員2名で対応しております。なかなか細かいところまでは引き継げず、ご不便をかけることもあるかと思いますが、ご容赦ください。
  • 画像に関すること
    ひまわりはどうして夜でも雲の写真を撮れるのですか?
    一般に「ひまわりの気象画像」と呼んでいるものは、気象衛星「ひまわり」が持っている2種類の目のうち、「赤外線」の目で地球を観測しているもの です。もうひとつの種類は「可視光線」を見る目です。可視光線とは、人間の目で見える光という意味で、太陽の光で照らされていなければ画像には写りませ ん。これに対して、「赤外線」の目は暖かいものから出る、目には見えない光を見ています。「暖かいものから出る」と書きましたが、「より暖かいものから は、より強く出る」と書いたほうがよいでしょう。雲は高いところにあるため、地上の気温よりずっと低い温度になっています。このため、「ひまわり」から 「赤外線の目」で見ると地表や海の表面が見えるところからは強い光が、雲や高い山などからは弱い光が見えることになります。この「強い光」のところが黒 く、「弱い光」のところが白くなるようにしてやると「ひまわりの気象画像」ができます。この「赤外線」は太陽に照らされていなくても、そこにある物の温度 に応じて出てきますので、夜でも雲が見えるというわけです。
    春と秋には真夜中の画像が無いことがありますが、どうしてですか?
    食運用によるものです。静止気象衛星は赤道上空で観測しているため、春と秋の真夜中には衛星から地球を見た方向に太陽が来てしまいます。この影響を避けるためその時間帯には観測を止めているためです。詳しくは気象庁ホームページから気象衛星観測について の説明を読んでください。
    この、画像 で三陸沖に変なものが写っていますが、何でしょうか?
    ノイズだと思います。 「だと思います」というのは、一利用者である私には正確なことはわかりませんが、合理的な推測を行えばそのような結論に至るという意味です。 「ノイズ」の原因としては、衛星上での機器の不具合(光学系に起因するもの、2005年9月の観測中断 の原因となった電源系など)、衛星と地上間の通信系などが考えられます。 観測系に起因しない、自然現象あるいは「超」自然現象であるという可能性はまったくありません。 もし、正確なことが知りたければ、気象庁に直接たずねてみてください。
  • 画像の利用に関すること
    私のホームページに「高知大学気象情報頁」へのリンクを作成したいのですが
    ウェブページ上に 別サイトへのリンクを作成することは、著作権法でいうところの「引用」にあたると 考えています。従って、この場合許諾の必要はありません。
    私のウェブページ(ブログ etc を含む)に画像を貼りたいのですが
    画像そのものを 「高知大学気象情報頁」から提供している間は、リンクと同様「引用」にあたると 考えています。従って、この場合も許諾の必要はありません。但し、その画像が配置される同一ページに 「高知大学気象情報頁」へのリンクを作成し、その画像が本頁提供であることを明示されるよう、 お願いいたします。なお、別に「リンク集」のようなページがあって、そこに画像提供が記載されて いれば、個別のページでのリンク作成は必要ありません。
    ダウンロードした画像をそのまま又は加工(拡大・縮小・切り出し・コメント追加等)して、貼る場合はどうですか?
    基本的に、教育又は研究目的であって、上記の引用と同じ利用法であれば 許可しております。ご一報ください。
    インターネット以外の教材や印刷物等への掲載は?
    保存書庫 (ガイドライン) に利用基準が書いてあります。ご一読ください。
  • 画像の幾何処理について
    保存書庫の GAME 画像を研究に利用しているのですが、5-10 ピクセル程度のずれがあるようです。
    幾何補正は衛星観測データと同時に送信されている位置・姿勢情報に基づいておこなっていますが、基本的には「予報値」なので、わずかにずれたり、衛星の軌道制御直後には大きくずれたりします。 また、幾何補正処理プログラムの問題もあるかもしれません。GMS/GOESの幾何補正プログラムは気象庁の技術文書に載っているものを C言語で書き直したもので、以下から入手できます。 ftp://www.tkl.iis.u-tokyo.ac.jp/pub/GMS/src/ (gmsgeo2.1.tar.gz, 現在配信停止) 研究でご利用の方々によってよりよいものに改良されることを願っております。
  • 気象学一般に関すること
    高知大学に入ったら気象学を学べますか?(特にご注意:下記は2011年当時の内容です。最新の入試情報を参考にしてください)
    学べますが、「理学部応用理学科災害科学コース」 になります。本頁管理人は 「理学部応用理学科情報科学コース」 ですので、気象学を教えているわけではありません。 また、必ずしも気象学のスタッフが充実しているわけでもないので、 気象について研究している(学べる)大学 のページなどを参考に、自分が興味を持てる研究をしている大学を選ぶ ほうがよいでしょう。

    (なお、高知大学に入学希望の場合には、入試情報 を参考にされると 同時に、高校教科:情報での受験 も考えてみてください。)

リンク

  • 独断と偏見で集めて、リンク切れになっても保証しない リンク 集です。

携帯

  • スマートフォンの台頭で、携帯を別扱いする意義が無くなってきました。記録としてお読みください。
  • (Table タグを使わずに CSS を使うわざ というのがあるらしく、、、続きは携帯ページで。)

CDR

  • CDR 作成の取り組みは 2010年分をもって終了しました。
  • (1年分の気象衛星画像(日本付近赤外)をまとめてダウンロードできる CDR について。)

アクセス制限

  • 警告:Microsoft URL Control によるアクセスについて

ヒント

  • (夏休みの)自由研究のヒント ... 昔、書いたのを復活

YouTube

  • 遊びその2 YouTube に(個人的に) Channel を 作りました。できれば、ハイビジョン (1080p) で再生してみてください。